STEP 02|比較表を読むための用語だけ
この手の用語解説は、書こうと思えばいくらでも長くできます。ここでは比較表を読むのに実際に必要なものだけに絞ります。
MVNO / サブブランド / キャリア直系
MVNOは、自前の通信設備を持たず、大手キャリアから回線を借りて提供している事業者のことです。設備投資が要らないぶん料金を安くできる一方、借りている帯域には限りがあるため、昼休みや夕方の混雑時間帯に速度が落ちやすいという特徴があります。
これに対して、大手キャリアが自社で運営している低料金ブランドがあります。回線の扱いが自社設備そのものなので、混雑時間帯でも速度が安定しやすい代わりに、MVNOほどは安くならないことが多いです。
比較表を見るときは、料金だけでなくこの区分を必ず一緒に見てください。同じ20GBでも中身が違います。
音声SIM / データSIM
- 音声SIM ── 電話番号がついていて、通常の通話ができる
- データSIM ── データ通信のみ。電話番号での発着信ができない
データSIMのほうが安いのですが、メインの1枚をこれにすると、電話番号が必要な場面(本人確認のSMS認証など)で詰まります。2枚目のサブ回線として使うなら有力、という位置づけです。
eSIM
カードを差し替えるのではなく、端末に通信契約の情報を書き込む方式です。物理カードの郵送を待つ必要がないので、申し込んだその日に開通できるのが最大の利点です。
ただし対応端末が限られること、機種変更のときに再発行の手続きが要ること(手数料がかかる場合があります)は覚えておいてください。
MNP
電話番号をそのままにして事業者を乗り換える仕組みです。手順は制度変更で簡単になっているので、STEP 04で扱います。
データ繰り越し / 低速モード
- 繰り越し ── 使い切らなかった分を翌月に持ち越せる。使用量が月によって振れる人には効きます
- 低速モード ── 自分で速度を落として、その分の通信量を消費しない設定。対応していると小容量プランでも粘れます
比較表で見る順番。
①容量が自分の実績に合っているか → ②MVNOかキャリア直系か → ③音声かデータか → ④繰り越しの有無 → ⑤最後に料金。料金から見ると、ほぼ確実に判断を誤ります。